onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

がんばれゴエモン~でろでろ道中オバケてんこ盛り~ 感想5(2017年11月27日)

最後は感心したステージや仕掛けについてです。ハードの性能が上がって、3D空間を映像で表現できるようになったおかげでいろいろなことができるようになりました。画面の奥や手前から攻撃してくる敵がいたりとか。自分が感心したのは下の映像の30秒くらいからになります。螺旋階段を上がるところです。

https://m.youtube.com/watch?v=C6jfCsxIyW0

基本的にこのゲームは横スクロールアクションで、螺旋階段の箇所も、短い距離を切り取ったら2Dですが、長い距離だと螺旋になっているという、その映像表現がいいなあと思いました。しかもここは最後にその円状がボスとの戦場になるという、その演出がいいのです。

プレイ感覚でいうと、2D画面でも表現できないことはないのかもしれませんが。ここのボス戦が円状になっているメリットは、右からでも左からでも同じところにたどり着けるというところだと思います。2D画面でも、画面右端まで行ったら左端から出てくる、左端まで行ったら右端から出てくるといったようにすれば、ループを再現すること自体はできます。

だから、プレイ感覚というよりは、映像表現として優れているかなあと思いました。


もうひとつこのゲームで感心した箇所は、血の池地獄の海坊主です。終盤の難所になります。

画面奥から金棒で攻撃してきます。これは、ダメージを食らうだけでなく、足場も破壊する攻撃になっています。下は血の池地獄なので、落ちたら当然死にます。ここをこのゲーム最大の難所に挙げる人も多いです。

この仕掛けは、ゲーム中盤で一度出てきています。そのときは下が水だったから、足場を破壊されて落ちても死なないし、金棒自体も水に逃げこめば当たらなかったのです。何てことない簡単な箇所だったのです。

ただ、こういう仕掛けがあったというのは、頭に残ります。伏線を張ったようなもんですね。終盤で出てきたときも、「何だこれか」と最初は舐めてかかりました。結局何十もの命が溶けましたが。

同じ仕掛けを違う条件でというのは、前から面白いなあと思っていたのですが、難易度の上がり方が絶妙でした。水から血の池地獄に変わっただけで、全然違ったものになります。

攻撃と足場破壊を兼ねているという仕掛け自体も面白いけど、何に感心したかというと、違いを見せるために中盤で一度お披露目している点です。

ゲームで、伏線を張るということをやるのも面白いなと思いました。というわけで感想を終わります。