onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

がんばれゴエモン~でろでろ道中オバケてんこ盛り~ 感想2(2017年11月18日)

今回は難易度と操作について語ります。

難易度について。ファミコンゴエモンは毛色が違うので勝手に除外すると、プレイした中ではスーパーファミコンの『きらきら道中』とプレイステーションの『宇宙海賊アコギング』と今作の『でろでろ道中』が自分には難しかったです。

難しさの種類が違いますが。『きらきら道中』はイレギュラーな難しさでした。ボス戦がミニゲームで、パズルゲームだったり、連打ゲームだったり。不慣れゆえの難しさでした。

『アコギング』は不親切な難しさですかね。ボスを倒した先にもまだダンジョンが続くけどセーブポイントがないから、死んだら最初からみたいなことになった気がします。だから、あえて引き返してわざわざセーブしに戻ったり。不親切な部分を工夫して対処する面白さがありました。

今作の『でろでろ道中』が一番正統派な難しさでした。不親切と言えなくもないのは、ゲームオーバーになったらステージの最初からという点がありますが。ボスステージがやたら長いので、最初からというのはかなりドキドキします。ゴエモンインパクト戦までたどり着けたらそこから再開できるから、『アコギング』ほど不親切ではないです。ただ、その前にも生身で戦うボス戦があり、そこでゲームオーバーだと最初からです。

ちなみに、今作のボスステージは、生身のボス戦とインパクト戦が両方あるので豪華です。やりごたえがあります。

次は、操作について。64というゲーム機は3Dでの映像表現を可能にしました。それに合わせて、コントローラーも何やら進化しました。従来の十字キーに加えて、3Dスティックなるものが搭載されました。

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真ん中にドンとあるのが3Dスティックです。

これより前のスティックは、傾ける=ON、傾けない=OFFという、あくまでも1か0の入力しかできないのがほとんどでした。しかし、3Dスティックは、ゆっくり傾けるとゆっくり動き、すばやく傾けるとすばやく動く、といった直観的な入力を可能にしました。360度回転できること以上に、スティックの角度や量で、微妙な操作をゲームに反映できるようにしたことが大きかったのです。ということらしいです。

今作のゴエモン、基本的には横スクロールアクションだから、十字キーでもいい気もしますが、3Dスティックならではな操作が取り入れられています。スティックを浅く倒すと歩いて、深く倒すとダッシュします。新感覚ではありますが、ダッシュジャンプが難しいです。歩きジャンプになってしまい、飛距離が足りないことがありました。

自分みたいな昔からゲームやっている人間はマリオの操作に慣れているからでしょうか。Bボタンを押しながら十字キーを横に入れるのがダッシュって、体に刻まれています。

自分は早々に3Dスティックを諦め、十字キーに持ち替えました。こっちに自分は感心しました。上でも書いているけど、十字キーって1か0の入力しかできません。で、今作のゴエモン十字キーでの操作は、中間動作である「歩く」を削除しています。十字キーを横に入れると、それだけでダッシュ。これが快適でした。

アクションゲームは、歩きジャンプとダッシュジャンプの操作間違え、その飛距離の差で死んだりするから、ダッシュしかないのは英断です。1か0の入力しかできないという点を活かしています。微妙な操作をしなくて済むというのは場合によってはメリットにもなります。

他に操作で印象に残っているのは、今までのゴエモンと違って、サブウェポンをLボタンで発射するところです。今までは、メインとサブの切り替えをするボタンでした。メインとサブを別のボタンに割り振ったから、もう切り替える必要もないし、それにより生じる隙もなくなりました。

会社で働いていても、固定観念ができあがってしまって、ここを変えるという発想は普通生まれないだろと思うことがあります。変えている人を見たときに、ハッとなります。まさにそういう部分です。頭のいい人がいたのでしょうね。

操作だけでもグイグイ攻めてきている今作ですが、長くなったので、続きはまた今度です。