がんばれゴエモン~でろでろ道中オバケてんこ盛り~ 感想1(2017年11月12日)
64で出たゴエモンの2作目。
がんばれゴエモンシリーズは任天堂の名作を手本にしている場合がある。64だけに、今作はスーパーマリオ64のシステムを真似している。
64のマリオは、ミッションをこなすことによって、パワースターが手に入る。規定の枚数を集めると次のワールドに行けるようになる。スターは全部で120枚あるけど、70枚で最終ステージへの扉は開かれる。クリアするだけなら全部を集めるのが必須ではないということ。
とにかくクリアできればいいって人は、簡単そうなミッションからやっていって70枚集めて、難しそうなミッションを捨てればいい。
ゴエモンの場合は、その世界観からも、スターじゃなくて通行手形というアイテムになっているが、規定の枚数集めると次に進めるという点ではマリオ64と同じだ。
このシステムは、難易度調整に一役買っている。ゲームも上手な人と下手な人がいて、皆が満足する難易度に調整するのは難しい。必ずクリアしないといけないところが難しかったら下手な人は先に進めないし、面白くない。かといって下手な人に合わせて作ると上手な人が物足りない。
まとめると、「難しいところはクリア必須じゃない」というのがマリオ64の調整かなと思う。
同じシステムを採っているゴエモンはというと、必ずクリアしないといけないステージが難しいから、難易度調整にはなっていないかな。何でこのシステムを採ったのだろう。とりあえず真似てみただけだと勝手に思っているが。
ただ、このシステムは、難易度調整以外にも、クリアはしたいけどなるべく面倒臭いことはしたくないという、煩わしさの軽減にも使える。ゴエモンはこっちの恩恵に預かっている。
自分がここで面倒臭いと言っているようなことは、やり込み要素と呼ばれていて、クリアする以外にもこんなにもやることがあるというプラスに語られる部分でもある。今作のゴエモンにあるやり込み要素は自分も面白いと思うものが多かったし。
でも、面倒臭いものも確かにあるから、やりたければやればいいみたいなこのシステムはやはり秀逸だなと思った。
長くなったので、続きの感想はまたの機会に。