onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

スーパーファミコンのドラえもん つづきのつづき(2018年6月4日)

駄作と言われがちなドラえもん4について、他の作品と比べて良い点を挙げます。

ドラえもん1~3はRPG要素があります。町があって、人から話を聞きます。フラグを立てないと新たなアクションステージに行けなかったりするから面倒です。ドラえもんの住んでいる町を歩いて、キャラクターと話すのも、世界に浸れるという点では悪くないですが、アクションゲームとして考えるとテンポが悪いです。

また、1~3はステージに隠されたアイテムがあって、探すのが面倒です。取り逃がすと二度と手に入らなかったりするので、探さざるを得ないです。これもアクションゲームとしてはテンポが悪くなる要素だと思います。

アクションゲームの収集要素は、この頃から徐々に出てきたような気がします。任天堂のアクションゲームは、今やこればっかりになってきて不満です。クリアすること自体が面白いアクションゲームをやりたいです。

余談ですが、そんな風に絶望している中で出会ったのが、スーパーマリオメーカーです。一般の人がマリオのステージを作成してアップロードし、またプレイできるゲームです。クリアすることが純粋に面白いと思えるステージが多く、希望が持てました。

ドラえもんの話に戻します。ドラえもん4は、収集要素もRPG要素もないのでテンポが良いです。そこが1~3と比べて良い点です。ただ、アクションステージ自体が面白くないです。クリアすることだけに絞って面白いステージを作るというのはなかなか難しいのかもしれません。マリオメーカーにしても、数の暴力によって面白いステージが生まれている感じですから。ゲーム制作に携わる限られた人で、継続して面白いゲームを作るというのはやはり難しいのでしょう。

マリオメーカーというのは、任天堂が一般の人からアイデアを募るという側面があって、作ったステージのアイデアは使わせてもらうと公言していました。マリオメーカーを経て、任天堂がどんなゲームを作ってゆくかに注目したいです。2Dアクションについてはもうアイデアが枯渇している感があるので。

ドラえもんのことについて書いていたのに、話が逸れました。最後にドラえもん4の面白かった仕掛けについて書きます。ツタからツタへジャンプで渡っていく場面で、つかまったツタが落下するものもあるのは面白かったです。それくらいなら他のゲームでもありそうですが、もうひとつ。ドラえもん4は坂に立つと高い方から低い方へ勝手にずり落ちてゆきます。コンベアみたいに横へ滑る仕掛けは割とありますが、斜めはあんまりないような。鉛筆の先みたいに鋭角の足場から鋭角の足場へ飛び移るのがスリルあって面白かったです。

駄作と切って捨てると何も残りませんが、面白いアイデアもあります。ドラえもん1作目について話していない気もしますが、感想を終えます。