onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

ブレイブストーリー(2016年5月22日)

ブレイブストーリーをクリアした。宮部みゆきさんの同名小説をゲーム化したもの。一番評判の良かったPSP版。ジャンルはRPG

小説と同時進行だったが、先にゲームのほうが終わってしまった。ゲームオリジナルのキャラクターなので、小説の内容を明かす心配もないはず。途中で小説のキャラクターと出会ったりすると少し感動する。

今回は最初に言っておくと、シナリオが良かった。毎回言っているから、信憑性に欠けてきたような気もするが。RPGは他が駄目駄目でも、シナリオが良ければそれなりの名作に仕上がりそうな気もするが、そんなこともないか。

このゲームに関してはゲーム性も悪くない。通常、魔法を使うと魔法のポイントを消費してしまう。このゲームも同じだけど、敵にダメージを与えた量に応じて、魔法のポイントが少し回復する。完全に回復させたかったら、しばらく物理をメインで戦えばいい。このやりくりがなかなか面白い。この点と、ダンジョン内に必ず回復&セーブのポイントがある点から、気軽に深部まで探索できる。

ゲームによっては、ダンジョンに回復&セーブポイントがなくて、魔法が尽きたら街や村に戻らないといけなかったり、そうならないために持ち込みアイテムを精査して挑まないといけなかったりする。やりごたえはあるのかもしれないが。

他に親切だと思ったのは、Rボタンを押したら、次にどこへ行ったらいいか教えてくれる点。自分は聞きもらすことが多々あるから、ありがたい。

他に親切だと分かったのは、アイテムなどを取りこぼしても、後で回収できるらしいこと。これは、インターネットで見た情報なので、不確かだけど。ゲームによってはダンジョンが崩壊するなどして、貴重なアイテムが二度と取れないということになったりするから。

最近のゲームは、「親切」だったり「気軽」なほうに向かっているなと思う。自分はそのほうがいいかな。昔からのゲームを知る人には、味気ないと評されそうだけど。

最後に不満点を挙げると、エンカウント率が高かった。親切で気軽を象徴したようなゲームには、そぐわない印象だった。弱い敵と遭遇しなくなる魔法もあるけど、格下の敵にしか発揮されないから、現行のダンジョンでは意味がなかった。

最後にシナリオの感想を持ってきたほうが、後味が良かったかもしれない。でも、総じて良いゲームだった。クリア後は、小説のキャラクターを自キャラとして使えるし、ラストダンジョンより難しい隠しダンジョンもあったり、原作ファンやRPGファンのツボを押さえた作りになっている。