onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

がんばれゴエモン外伝 感想2(2018年9月17日)

間が空いたので、前回の感想をまとめる。

ファミコンのゲームで、ゴエモンでは珍しいRPGポンコツなシステムを持つ。といったところ。

ポンコツなシステムは、今のゲームには見られない特徴なので、いかに便利になったかが分かる貴重な資料でもある。ただ、同時期のRPGでももっとまともだった気がするけど。

今回は戦闘について。戦闘もポンコツである。このゲームは4人パーティーなので例えも4人にしようか。4人で同じ敵をターゲットにして「こうげき」のコマンドを選択したとする。こちらの2人目の攻撃で敵を撃破した場合、3人目からは自動的に別の敵を狙って攻撃してくれる。普通はそうだ。

ゴエモン外伝は、2人目の攻撃でターゲットの敵を撃破した場合、そこでターンが終了してしまう。3人目と4人目の攻撃がなくなってしまう。理屈は分かる。攻撃対象が、死んでいなくなったから攻撃できないよということだ。このゲームを経験すると、別の敵を狙ってくれるシステムが、いかにサービス精神にあふれているかが分かる。

このゲームの場合は、2人目の攻撃で敵が死ぬと見越して、3人目以降は最初から別の敵を狙っておけばいい。戦略性が多少変わる。別段すごく面白くなるとかでもないが、面白味がないわけでもない。消えていった特徴というのは、面白味を伴っていたりして、だから昔のゲームをプレイしたくなるのだろう。


あとは特に話すこともないが、このゲームは面白いかどうかということについて。

このゲームは、敵の攻撃でダメージをほとんど食らわないし、ボスも体力が少ない。でも、そこまで簡単に思えない。ダンジョンの構造が複雑だから。結果的に、ダンジョンの中にいる時間が長くなるから消耗する。エンカウント率も当時としては普通くらいだけど、ダンジョンが複雑だともっと低くていい気がする。エンカウント率については別の機会で考察したい案件なので、今回はやめておく。

敵の攻撃でダメージはほとんど食らわないけど、会心の一撃となると話は別。大ダメージを食らう。しかも会心が出やすいんだ。味方も出やすいけど、敵も出る。だから、基本簡単なんだけど、油断ならん変なゲームなのだ。

あとは、終盤やたら難易度が上がるところがあって、レベル上げの必要に迫られる。心電図みたいな線で上がる。最終盤になって、最強装備が手に入るとまた下がる。一瞬だけ大雨が降るような感じ。

要するに、ゲームとしてのバランスが悪いのだろう。でも、だからこそ印象に残るゲームではある。それなりに冒険した気になれたし。あんまりあてにならない感想であるが。

面白さを求めるなら、続編である2の方がいいはず。ポンコツなシステムも改善されていたと思うし、戦闘のバランスも良くなっている。ボスも強くなっていて戦いごたえがある。ただ、小学生の頃にプレイしたきりなので強い調子では言えないけど。また、近いうちにプレイして、今作と比較する形で感想を書けたら。