onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

古伝降霊術百物語について(2021年12月19日)

セガサターンのゲーム。

百物語ってのは百本の蝋燭に火を点けて、怪談話をするごとに火を消していく遊び。全部消えた際に不吉なことが起こるという噂がある。このゲーム内の百物語は一般人のエピソードと、稲川淳二が体験した話からなる。稲川淳二の話はムービーで展開するので見応えがあるし、その収録数も多い。

というわけで、プレイして損はなかった。ただ、このゲームやると霊障があるみたいな脅し的な怖さで攻めてきたのはいまいちに感じた。メタフィクションってのか。百物語自体が、何か起こるっていう脅しで成り立っているから、自然な流れではある。けど、個人的には一話一話の純粋な怖さを高めて、脅しを控えめにしたほうが良かったかなと思う。何か起こる何か起こるって人に言われるより、何か起こるかもって自発的に思わせる作りにしたほうが。