onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

蒼の彼方のフォーリズム(2019年3月19日)

架空のスポーツであるフライングサーカスに打ち込む高校生を描いている。自分には青春と呼べるものがなかったからゲームで補填している。架空ってのがいい。実際のスポーツを題材にしていたら、ゲームというより勉強している気になる。

プレイしたSwitch版は音が悪いとのことだったけど、特に気にならなかった。音にこだわる方は他機種版がいいかもしれない。

感想をいろいろ書こうと思ったけど、一点に絞ろう。このゲームは、人間の内面にスポットを当てている。スポーツというフィルターを通すと見えてくる部分も多い。必ず優劣が決まるから。

一緒にスポーツを始めて、周りの人が上達するのに、自分は伸びないと心が折れるかもしれない。

挫折。誰もが経験しているはずで、だからこそ共感できる。生々しくて、目を逸らしたくなる部分をこのゲームは炙り出している。

優劣が決まるゆえに、醜い部分が表出するかもしれない。だけど、優劣が決まるからこそ、気持ちをどのように持っていくかを通じて、成長できたりするのだろう。

その、気持ちをどのように持っていくかの答えをこのゲームが教えてくれた。