onothunder’s diary

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星のカービィ スターアライズ 感想3(2018年5月6日)

カービィで一番緊張感を生み出せそうなのは、ボス戦かなと考えました。近年のカービィシリーズにボスとの連戦モードが必ず入っているのは、製作側も緊張感が足りないと感じているからかは分かりませんが。単に、多彩なコピー能力でボス戦に挑むのは楽しかろうということかもしれません。確かに楽しいです。

今回のスターアライズのボスと連戦するモード、最高難易度の「魂の飛び出る辛さ」はボスと13連戦して、途中で負けたら1戦目からだから緊張感は確かにあります。仲間が3人いるから何とかクリアできましたが。このボス連戦に関しては仲間がいて助かりました。簡単な指示も出せるし、仲間を利用して戦うのも新鮮で楽しかったです。

これからのカービィに望むのは、本編の道中やボス戦での緊張感です。本編が面白くなかったら、隠しモードであるボス連戦の最高難易度に挑むに至る説得力も足りないと思うのです。本編クリアした時点で売った人も多かったのではないかなと。

自分が製作する立場だったら、コピー能力をなくした新作を出してみたいです。知り合いの方にはファミコン版を薦めましたが、個人的に思い入れがあるのはゲームボーイで出た初代です。コピー能力がない唯一の作品でしょうか。吸ったものを吐いてぶつけるだけですが、面白かったし、面白く作る余地がありそうです。

コピー能力がないことの良さは、ボス戦で顕著です。ボスが攻撃したときに、衝撃と共に星型の塊を出すのですが、それを吸い込んでぶつけるとダメージを与えることができます。相手が攻撃したときしか反撃のチャンスがないってことです。

コピー能力があると常時攻撃できるからゴリ押しできるけど、ない場合は攻撃機会が限られるから、敵の攻撃をしっかり避けないと体力的にボスを上回れません。ゲームにおけるボス戦の基本的な戦い方が身に付きます。ヒットアンドアウェイというのか。このゲームだとアウェイアンドヒットかな。

実は、コピー能力があるカービィ作品でも、コピー能力なしで戦えるようにはなっています。ボスが、星型の塊を出してくれています。今作のスターアライズでもそうです。コピー能力なしで、仲間を付けずに戦ったら、結構歯応えのあるアクションになりそうです。縛りプレイというやつですかね。

そんな風に、プレイする側で制限を設けるのが好きな人にカービィは向いているかもしれません。与えられたものを与えられたままプレイするのを好む自分には合っていないのでしょうか。