onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

ファタモルガーナの館(2018年8月29日)

ノベルゲーム。元はPCで出たゲーム。自分は3DSのダウンロード版をプレイ。PlayStation VitaやiOSでもプレイできる。

シナリオはとても面白い。ただ、長いから中だるみするところはあるかも。休日中にクリアできると踏んで、次の休日が訪れたくらいなので。平日も2時間ずつくらいはプレイしたので、自分にしてはがんばった中で時間がかかっている。

ノベルゲームとはいっても、ゲームの要素は少なくノベルに近い。エンディングが8種類あるので、分岐はあるけど、どちらかというと取って付けたような感じ。最近ノベルに近いほうが好みなので、自分には合っていた。

プレイするにあたっては、過激な表現も多いのでその点で注意が必要。昔の西欧が舞台だけど、今と違って医学や科学が発達していないから宗教の比重が大きくて、理不尽な死が多く存在する。肌の色が白く、目が赤いという理由から魔女と見なされて処刑される流れになったり。今だったら色素異常と説明できるけど。また、そういう時代背景を利用してハメてくるゲスなやつもいる。とにかくゲスなやつが多かったイメージがある。だからこそ、善性が映える。製作者が説きたかったのは善性だろう。

でも、現実はこのゲーム以上に救いのない死が多く存在していると考えると鬱々とした気分になる。理不尽な死について改めて考えさせられるゲームだった。