onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

グノーシアのシナリオについて(2020年7月26日)

Switchで発売されたダウンロードソフトであるグノーシア、クリアしたから感想を書く。ただ、なかなか文がまとまらないからゲーム面は置いて、シナリオに絞る。

自分は、テキストを斜め読みする癖があるから、シナリオを理解できなくて、感想サイトを見て回った。頭が悪いので、それでも完全には理解できなかったが。

このゲームは、メタフィクションという手法を採っているようだ。作品内のキャラクターが、自分が作品内のキャラクターであると認識しているような。作品内のキャラクターが読者に語りかけてくるような。

うまく説明できないから引用すると、本来交わることのない「虚構の世界」に、読者や筆者が存在する「現実の世界」を巻き込む物語を展開するのがメタフィクションである。

虚構と現実の境界を揺さぶって物語の受け手自体に対する直接的な心理効果を狙うという意図があるらしい。

グノーシアは、ゲーム内のループが引き起こされたのは、プレイヤーがゲームを起動させたからってことになっているらしい。

自分が感心したのは、よりメタフィクションとしての没入感が増すように、ゲーム内でする操作や行動と、シナリオをシンクロさせているところが多々ある点だ。真のエンディングなんか分かりやすい。途中でとあるキャラクターがいなくなって、どうしたら会えるかの答えなんかがまさにそれだ。

メタフィクションという手法と、その没入感が増す工夫について注目しながらプレイしてみてほしい。