onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

ブレスオブファイア竜の戦士(2019年11月10日)

細かい演出が良かったと思いました。洞窟の中で水が滴り落ちて、しかもポチャポチャ音が鳴る。骨を踏んだらカラカラと。他のゲームだったら蜘蛛の巣が張っているだけだろうところを、そこから蜘蛛が垂れ下がってくる様子が描かれていたりします。ダンジョンにネズミが這っていたりもします。夜の村、家々から漏れる明かりにもハッとさせられました。昼間は黒色で描かれている出入り口や窓を、黄色にしただけのチープなものなのに、妙に美しく見えます。うまいことやったなあと感心しました。

他に印象に残った点は、上記で夜の村と書いたように、朝昼夜という時間の概念があることです。いつ頃からゲームの中で時間の変化が取り入れられたかは知らないけど、このゲームが発売された93年にはあったということになります。今ほど効果的にゲーム要素と絡めているわけではないですが、絡めようと試みている感じが良かったです。

肝心の、このゲームが面白かったかについてですが、まずまずでした。自分には向いていない面倒臭さがありました。後にならないと行けない箇所が多く、いちいち場所覚えていないし、また行くのかとうんざりしました。ストーリーやイベント上で、先に進む場所が示されないことが多いから、村の人から情報を得ないといけないのも面倒でした。現行の村だけでは先に進むための情報が足りなくて、いろいろな村を巡ったり。

隠し要素がいっぱいあるのがこのゲームの魅力なのだろうけど、隠れすぎていて自力で見つけられそうにないところも鬱陶しかったです。

探究心がある人に向いているゲームかなあって考えました。小学生の頃みたいに一緒にゲームやって情報を共有できたら隠し要素も多いから楽しかったかもしれません。

あと、エンカウント率が高かったです。「逃げる」というコマンドが100パーセント成功する作りにしてもいいような気がする今日この頃です。

最後にこのゲームで一番苦労したのが、フリーマーケットでした。ソーシャルゲームのガチャみたいに、目当ての物が出ません。少なくとも数百回試行して、フリーマーケットだけで数時間費やしました。

苦労したから、クリアしたときのやり遂げた感はありました。次はmoonをプレイします。