onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

SEKIROのカメラワークについて(後編)

評判の悪い点2は、ロックオンとカメラリセットのボタンが共用ってところ。カメラリセットは、プレイヤーキャラクターが向いている方向を正面に捉えてくれるようにカメラの向きを直してくれる機能。戦闘時にこそ使いたいのに、ロックオンが優先されるから非戦闘時しか使えない。別のボタンに割り振って両方使えるようにしてほしかった。もしかしたら、戦闘時に両方の機能を使う処理が難しいのかな。

戦闘時にカメラリセットが使えたとしたら、ロックオンが解除された際などでも役に立ちそうなのだが。「敵は攻撃の手を緩めないので、とりあえず距離を取る。大丈夫だろうと思ったところで振り向いて再ロックオンする」というのが、カメラワークについて(前編)で記した手順。カメラリセットができたら、「敵のいる方向にキャラを向かせてカメラリセットしてから再ロックオン」と素早くしたら、距離を取らなくても敵の攻撃がくるまえに再ロックオンできるかなと思ったのだが。

評判の悪い点3は、走りながら視点を変えられないボタン配置。走りながら視点を変えられたらどういうことができるか、これまたロックオンが解除されたときを例に挙げよう。距離を取るのと振り向くのが同時にできるから立ち止まらなくて済む。安全に再ロックオンできる。

ただ、評判の悪い点2と3はオプションで良くなるかな。2に対してはカメラスピードを上げて、カメラリセット並に速く動かす。3はキーコンフィグがあるのでボタン配置を変える。自分はデフォルトの操作に慣れたので変えていない。最初に変えておくべきだったな。

となるとやっぱり一番の問題は、ロックオンが解除されるという点か。端で戦わなければいいといっても、狭い場所での戦闘があるのでどうしてもきつい場面がある。今後の作品で、どう改善されていくか注目してみたい。また、他のメーカーのカメラワークにも目を向けたい。

最後になるが、カメラワークの評判が散々であるのに、ゲームとしては評価されているので、突出している部分があるのは強いなと思った。人に受け入れられるってのも重要だなとも。欠点さえも、工夫して楽しもうって気になるから。