リングコマンドというシステム(2016年10月2日)
聖剣伝説2で初めて世に出てきたと記憶しているリングコマンドというシステムだが、改めてプレイしてどういったメリットがあるのかよく分からなかった。ただ、プレイしていて何となく面白い気分にさせてはくれる。
いろいろ調べてみたら、こうではないかという説があった。
アクションゲームがゆえに必要な「メニュー操作中も自キャラの姿を隠さない」ことと、「文字情報を極力排除して、画面を遮るものを最小限にすること」を狙ったものではないかという。
文章はこう続いている。アクションゲームにおいてプレイヤーが自身の位置を把握しつづける というのは重要なことで、装備変更やアイテムの使用をするたびに別画面に切り替えていては、現在の自分の状況を一旦視界から消すことになり、切り替え後に思わぬ操作ミスをすることもある。
これが件のリングコマンドだが、なるほどキャラクターがしっかり見えている。
画期的なシステムではあるが(何が画期的か分からず検索した自分が言うのも笑えるが)、プレイして気になった点がある。リングを回すのは十字キーの左右でだが、右ボタンを押したらリングが右に回るのか、左に回るのか、とっさだと訳が分からなくなってリングを逆回しにする操作ミスをよくやらかした。それは、おまえがアホなんだと思われるかもしれないが。
あと、リングは複数あって、リング間の切り替えは十字キーの上下で行うのだが、これまた逆回しにするミスをよくやらかした。
結果、自分が選択したい項目に、遠回りでたどり着いてしまうのだ。こんなミスするの自分だけだろうなと自己嫌悪に陥ってしまう。
最近のゲームだとリングコマンドはどうなっているのか、下は今年発売したオーディンスフィアレイヴスラシルの画像だ。現在自分がプレイしているゲームでもある。真円ではなく角度がついている。角度がついていると逆回しに操作ミスすることがないような。理屈はよく分からないが。
リング自体の逆回しは、それで解決したとして、リング間の逆回しはどうか。画像を見ると、リング間の切り替えはLRボタンで行うようになっているが、リング毎にイラストで、このリングは何であるかを示す見出しがついている。食べもののリングであることが分かる。見出しがあることで逆回しをするミスもありえなくなるのだ。
このように変更されていることを考えると、逆回しのミスをする人は自分だけじゃなかったのかもしれない。それにしても、ひとつのシステムにおいてだけでも、進化をしているのだなと感服させられる。