onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

ヨッシーウールワールド

発売元は任天堂だけど、開発はがんばれゴエモンのメインスタッフ達が独立して立ち上げたというグッド・フィール

自分は任天堂のアクションにありがちなアイテム収集要素が好きじゃなくて、このゲームにもケチをつけていた。ただ、プレイしていくうちに、自分みたいに任天堂ゲームのフォーマットに文句言わず(実際は言っているかもしれないが)面白いゲームを作ろうとしているグッド・フィールの姿勢に感服して、文句を言うのはやめた。

このゲームの良かったところについて述べる。まずは、ふんばりジャンプが無制限にできるところ。無制限にできるからといって、難易度が下がることはない。カービィホバリングなんかと違って、ジャンプの高度が上がらないから。

現状維持、もしくは下降していってんのかな。敵が空から落ちてきたり、空中に浮かんでいると、無制限でふんばりジャンプできるとはいえ、避けるためにジャンプを緩めないといけなかったりする。すると高度は下がっていき、落下死する。だから、全然簡単にはならない。

簡単にならないのだとしたら、何のために無制限ふんばりジャンプがあるかというと、新しい感覚を味わってもらうためかな。無制限でふんばりジャンプができると知って、これは新しい感覚が味わえるのではと思ってすぐに、1-Sというお披露目のステージがあった。

さすが、元ゴエモンスタッフといったところか。1-Sの動画を見てみてほしい。無制限ふんばりジャンプが活きたステージだと思う。

https://youtu.be/OGsU3EwmLMw


無制限ふんばりジャンプ以外にいいなって思ったのは、空中での毛玉投げ。ジャンプ中という高度が変わる中で毛玉の照準を合わせるってのは、二重に照準を合わすような感じで難しいのだけど、うまく狙えるようになると気持ちいい。

自分が苦手な収集要素についても述べる。ひとつのステージをコンプリートするための収集アイテムが、フラワー5個、クラフトウール5個、ハンコ20個と多い。収集ではないけど、コンプには体力マックスクリアもある。というわけで面倒ではある。何度も同じステージに潜らないといけない。

けれど、ここまで極端に多いと、発掘作業をしているようで、癖になる面白さを感じたのも事実。面白く感じられたのは、収集作業とゲームの噛み合わせ方がうまいからだろうな。それでも、面倒は面倒だし、好みの分かれるところではあると思うが。

あとは、ギミックにゴエモンファンに向けてのメッセージが込められている気がした。何か見たなって仕掛けがちらほら。自分みたいにゴエモンが好きでグッド・フィールのゲームをプレイしている人もいるだろうから。

任天堂を悪にして、グッド・フィールを持ち上げすぎたような気もするが、任天堂ゲームのフォーマットがあったから面白くなった部分も多いだろう。うまいこと融合して傑作ができたのだと思うようになった。ただ、グッド・フィール単独だとどんなゲームができるのだろうという好奇心がやはりあるので、完全オリジナルタイトルにも期待したい(発表はされているものの続報がないんだよね)。

追記。個人的に一番好きだった2-Sについて。マリオメーカーでよく見かけた誘導要素がある。発売日を思わず確認したらウールワールドのほうが先だった。先見の明がある。

https://youtu.be/5l7HTb0qrYg