onothunder’s diary

ゲームの感想ブログです。括弧内はレビューを書いた年月日です。ないものに関しては現在書いた記事です。

ケムコ(2019年1月5日)

ケムコというゲーム会社に注目している。ファミコン時代からあるメーカーだけど、微妙な会社というイメージを持っていた。自分が今まで生きてきた中で、ケムコのゲームやったことあったかなというくらいの。ふと、自分の持っているスパイvsスパイというファミコンソフトが頭に浮かんだ。ケムコじゃなかったかなと。ジャレコだっけ。確認してみたらケムコで合っていた。接点はあったようだ。

といっても、現在のケムコは、ファミコン時代とは社員がほとんど入れ替わっているそうだが。ゲーム機向けのソフト開発は費用が高騰して、採算が合わなくてやめたらしい。2000年代以降は携帯電話向けのアプリゲームに移行した。そこから、新しいケムコが始まったといえる。

その後は、ゲーム機でもダウンロード版のソフトを販売するようになった。WiiU3DSのダウンロード専用ソフトにRPGのゲームがあるなあと思ってメーカー名を調べたら、だいたいケムコだった。何でケムコRPGを作っているか。RPGというのはノウハウがいるらしく、競合他社がやらないためチャンスだった。ケムコには、携帯電話時代に築き上げたRPG開発会社とのパイプがあった。そういう利があったのも大きい。また、RPGを出すようになって収益が増えたから、中心的に作るようになったようだ。

パッケージのRPGだと、短いとボリューム不足と言われたりして重厚長大路線になりがちだけど、短く遊べるRPGって案外需要があるのではないかな。ダウンロード専用ソフトのRPGってのはそんなに長くなさそうだし。やったことないから詳しく知らないが。

何で自分がケムコケムコ言っているかというと、巷で話題になっているレイジングループというゲームが、自分の好きなテキストアドベンチャーで、開発がケムコだからだよ。しかもセール中で、10日まで3000円が2000円。迷うところだ。

RPG中心で作っているケムコの、アドベンチャーゲームRPGはノウハウもあるし、過去のシステム等を使い回せるから、短い開発期間で作れる。アドベンチャーはそれがないから開発に2年かかったとか。レイジングループを作った人は肩身の狭い思いもしてきたとか。

http://news.denfaminicogamer.jp/interview/kemco
この日記については、ここのサイトを見て書いた。何がすごいかというと、ゲーム開発者の熱量。自分だったら、プレッシャーやネタ切れ等で、創作物なんてとても作れない。表現したいものを内から出し続けることのできる熱量に、人間として負けているなと痛感させられる。