アナザーコードR（2017年5月7日）

WiiのアナザーコードRをクリアしたし、感想でも書くか。ジャンルはアドベンチャー。アドベンチャーっていう区分は曖昧で、バイオハザードみたいなゲームもアドベンチャーに分類される。でも、あれはアクションアドベンチャー。アナザーコードはテキストアドベンチャー。

テキストアドベンチャーというとアクション要素は少ないので、ゲーム苦手な人でも手を出しやすい。小説を読んでいる感じに近い。小説に近いゲームジャンルはサウンドノベルもあるけど、サウンドノベルとの違いは、キャラクターを移動させたり、場所やら物について調べたりできる点。謎を解くという要素はサウンドノベルにもあるけど、アプローチの仕方が違うといったらいいのか。

このゲームの良かったところは何だろう。温かみかな。切なさや、やるせなさもあったけど、それらを包み込んでくれた。あとは、主人公のアシュレイがかわいい。それ以上にアシュレイの母、サヨコがかわいく見えた。体は透けているけど。書き忘れていたけど、このゲームは、母親であるサヨコが殺された、その真相を探るというのが本分だ。

このゲームの悪かったところ。謎解きはWiiリモコンを用いるが、操作性が良くなかった。リモコンならではの操作はゲームに対する没入感も増すだけに残念。もうひとつは、謎が解けない場合、ゲームが進まない。今でこそ攻略サイトがあるから、詰まることはないけど、自力でクリアできた人に対する劣等感で気分は良くない。でも、これは仕方がないのかもしれない。自分のレベルに合わせて作ると、謎解き能力の高いプレイヤーが楽しめないから。でも、謎解き能力の低い自分でも気分良くプレイできるような工夫をメーカーさんにしてもらえたらありがたい。

総じて良いゲームだった。前作はプレイしていないけど、特に問題もなかった。前作もプレイしたくなったし、このゲームを開発した会社の『ウィッシュルーム』や『ラストウィンドウ』も気になるようになった。会社自体は残念ながらもう潰れているみたいだけど。